私は月給の手取りが22万円と平凡な(安月給)サラリーマンです。
(もう少し手取り上げてくれないかな?私の会社さん。)
積立NISAは制度が開始した2018年から積立を開始しており、現在3年が経つ状況です。
(2020年分はすでに40万円の積立を完了しています。)
( 私の積立NISA状況はこちらの記事に載せています。)
積立NISAは国が推奨する制度であり、通常であれば投資利益のうち20%程度が税金として徴収されますが、積立NISA口座で投資したものは20年間は非課税という恩恵をうけられる制度です。
そんな積立NISAですが、興味がでて始めてみようという方も少なからずいると思います。
今日はそんな方に選んでいただく商品(ファンド)の特徴を少しお話しできたらと思います。
インデックスファンド(パッシブファンド)商品の購入をおすすめします
私が強くおすすめしているのが、パッシブファンド(通称:インデックスファンドといいます)です。
インデックスファンドの特徴としては、株式市場の平均値に投資することです。
ちょっと難しいですよね。
まず株式市場は日本を含め世界中に複数ありあます。
その株式市場ごとにその平均値を出す指数が存在します。
見てもらった方がわかりやすいと思いますので、いくつか代表的な指数を紹介します。
アメリカを代表する指数の1つであるS&P500
まずはアメリカを代表する指数の1つであるS&P500指数です。
この指数に連動するインデックスファンドは非常に人気があります。
理由としては、リスク(株価の振れ幅)はあるもののずっと右肩上がり(上昇し続けている指数)だからです。
積立NISAとして20年間購入し続けることで、利益を伸ばし続けることが予想されます。
なんせ、1980年〜現在まで上昇し続けているのですからね。
この指数に投資するということは、アメリカ経済の成長にまるごと投資しているといっても過言ではないということですね。
私は全世界経済の成長(アメリカ比率は65%程度)にメインで投資していますが、それ以上にアメリカ比率が高くても良いと考えているため、リバランスを兼ねてS&P500への連動を目指すインデックスファンドへもスポット投資を行うことがあります。
三菱UFJ国際ーeMAXIS Slim米国株式(S&P500)→現在保有銘柄
日本を代表する指数の1つである東証株価指数(TOPIX)
さて次は我らが日本の代表的な指数の1つである東証株価指数(通称TOPIX)です。
このワードはニュースなどでも毎日のように状況報告がありますね。
投資を始めると今まで気にもならなかったTOPIXのようなワードが目に入り気になるようになります。
ちょっとした自身の成長にも繋がっているなと実感した瞬間です。
この指数はさきほど紹介したS&P500とは全く特徴が異なるのがわかるかと思います。
見ての通り、振れ幅(リスク)が大きく、右肩上がりなわけでもないという状況です。
我らが日本の経済は成長し続けているわけではないのです。
ここ最近の話ではアベノミクスにより株価が上昇したことで、大きな利益を得た方もたくさんいると思います。
しかし、現在はまた低迷中。
日本株についてはインデックス投資(日本経済の平均値への投資)ではなく、個別株による投資をする方も多いですね。
日本に住んでいるので、感覚の良い方や勉強熱心な方はどの企業が将来的に伸びるのか考えて個別株を購入しているわけです。
私は素人投資家ですので、そんなものは全くわかりません。
しかし!わかっていることは日本経済は右肩上がりに上昇しないことです!
このため、S&P500のように毎月積立をすれば利益が増えるということではないことがわかります。
アベノミクスのように国がわかりやすい政策に出るときにスポット投資を行い、中期的な目線での売却が求められます。
逆に素人投資家の私としては予測が難しい(将来が見えない)指数です。
私は日本経済に大きく投資するつもりはありません。
私は単純に右肩あがりをつづけるアメリカ経済を信じ、アメリカ経済をベース(私の保有比率の70%程度)に投資資産を作っていきます。
もう1つ私がメインで積立ている指数であるMSCIコクサイ指数について紹介しようと思っていましたが、少し長くなりそうなので要望がありましたら改めて紹介することとします。
私は積立NISAをするのであれば、各株式市場の平均値であるインデックスファンドへの投資をおすすめします。
アクティブファンドの商品はおすすめしません
続いて株式市場の平均値を上回ることを目標として、プロ投資家達が運用するアクティブファンドについて紹介します。
アクティブファンドではプロ投資家達が自身の目で選りすぐった株を購入・売却を繰り返すことで利益を得て、アクティブファンド保有者へ利益を分配するという商品です。
インデックスファンドは市場の平均値を目指して、プロが指数と同じような動きとなるように機械的に株の購入・売却を行うものです。
一方アクティブファンドはプロがこの企業は伸びると人が判断して株の購入・売却を行うものです。
これについては、どちらがいいのかは一概には言えません。
ただ事実としましては、アクティブファンドの利益はインデックスファンドの利益と比較し、およそ9割が負けているということ。
しかし、事実1割はインデックスファンドの利益を大きく上回っているファンドもあります。
どちらがいいのか一概に言えない理由は1割は上回っているということです。
私の感覚は平凡ですので、より、安全に運用するためにアクティブファンドには手を出さず、インデックス投資を長期的に行うこととします。
バランスファンドの商品はずぼらな人におすすめします
最後にバランスファンドについてです。
インデックス投資の著書やブログを読み漁っている方はご存知と思いますが、投資をするにあたり、自身のポートフォリオ(資産配分)で結果は大きく変わります。
S&P500指数やMSCIコクサイ連動指数のインデックス投資ファンドを購入すること(この指数に連動する商品は複数あり、コストも微々たるものですが異なります)で、パフォーマンスとしては大きな差がでないということです。
しかし、資産配分、つまり株式と債券(現金)の比率配分によって今後のパフォーマンスは大きく変わります。
よく言われているのは年齢により収入をもらえる時期が短くなっていく(働ける期間が短くなる)ので、株式配分を徐々に減らしていくスタイルがおすすめされています。
私もこの意見には賛成ですが、この割合を考えるときに大事なのは実際に持っている資産によると考えています。
資産が100万円の人が株式70%(70万円):債券30%(30万円)で持つことと。
資産が1,000万円の人が株式70%(700万円):債券30%(300万円)で持つことでは資金の大きさが全くことなります。
資産が100万円であれば、極端にいうと100%株式でも全く問題ないと思います。
言葉で表すのは少し難しいですが、100万円は1年で貯めることが可能な金額と考えていますが、1,000万円となると10年の期間が必要と考えていますので、自身の家計へのダメージ量(リスク)が大きく違うと考えています。
(こちらの記事に私が実際に行っている、100万円を貯めるための具体的な方法を紹介しています)
さて、本題です。
バランスファンドとは株式と債券の両方をプロが決められた資産比率により1つの商品として運用しているものです。
バランスファンドについてはコストが高いという理由でおすすめしないという意見の方を多く見ます。
しかし、私はバランスファンドこそ素人投資家がするべき投資方法の1つだと考えます。
私のように投資情報を見ることが好き(趣味)な人は株式100%のインデックス投資を行った方が積立NISAの非課税の恩恵を多く受けられると思います。
しかし、全く投資に興味がないが積立NISA制度を利用しないと勿体ないと感じるので始めたいという方は絶対バランスファンドが良いです。
理由は簡単です。
リバランス(再配分や比率見直し)を行う必要がないため、本当にほったらかしておいていいからです。
なんなら、積立をしていることを忘れているくらいでちょうど良いでしょう。
(私の妻もバランスファンドの積立を行なっていますが、日常会話では全くワードがでてきませんのでほぼ忘れているのでしょう。w)
ただし、バランスファンドで重要なのはパックとなっている商品の中身です。
インデックスファンドとは異なり、指数連動の商品が多数詰まっており、かつ、株式と債券の比率も商品によってバラバラ。
中には債券のみのバランスファンド(私はこの商品を積み立てる人の意味がわかりませんが)もありますのでしっかり中身を見て納得のいく商品の積立を行いましょう。
私のおすすめはセゾン投信のセゾン・バンガード・グローバルファンドです。
株式50%:債券50%のため上下のリスクが抑えられます。
バランスファンドの中身としては全世界に投資するスタイルとなっていますので私は好きです。
(妻はこちらの商品を積み立てています)
ただし、この商品は積み立てNISAには対応していますが、扱える証券会社が限られています。
以下リンクを貼っていますセゾン投信で直接口座開設を行うのか、ゆうちょで口座開設するしかありません。
ゆうちょで開設される方は最近ニュースで話題になったかんぽ保険の件もありますので、変な商品をおすすめされても絶対に断ること!
セゾン・バンガード・グローバルファンドの積立をするんだ!と強い意志を持ってゆうちょを訪れてください。
相手はプロの営業マンですのでくれぐれも口車に乗らないように!
積立NISAをすることで、インデックス投資に興味を持つことができれば将来が見えてきて楽しい気持ちになります。(私は住宅ローンや子供の学費などの将来の不安がかなり消えています)
しっかり夫婦で相談して始めてみてはいかがでしょうか。
最後までお付き合いありがとうございます。