最近ニュースの話題になっている年金では老後資金が足りない問題。
自助のために投資について調べた結果、積立NISAの存在を知りインデックス投資に辿り着いた方もいるのではないでしょうか。
私は銀行預金よりも利率が高くリスクの低い預金方法を探した結果、インデックス投資に辿り着きました。
インデックス投資にたどり着く過程で、IPOやFX、株主優待などにも寄り道しましたけどね。笑
話を戻します。
今回のテーマは年金で足りない2,000万円をインデックス投資の利益で補うつもりであれば、ドルコスト平均法で投資することをオススメしますというものです。
本当に2,000万円足りないのか?
2,000万円作るにはいくらの投資が必要でどのぐらいの期間が必要なのか?
この辺の検討については後日、別の記事で紹介していきたいと思います。
ではなぜドルコスト平均法がオススメなのか。
その根拠を紹介していきます。
なぜドルコスト平均法がオススメなのか
過去の記事でS&P500指数の過去実績を検証した結果、投資を始めて12年間同額を毎年分配金なし(再投資)のファンドで積立投資を行うと必ず利益を得ることが出来る。
という検証結果がてました。
この結果は将来の投資結果を約束するものではありません。
しかし、過去60年間の実績としては事実です。
この検証では5年間投資後に利益確定する時に損益がでている期間28%(16期間/57期間)のうち、その中でも更に5年以上の投資を続けないと利益を得ることが出来なかった5つの期間に複利効果を追加して検証しました。
ダラダラと小難しい文書ですね。
私でも読みたくない。笑
つまり、過去実績で1番利益が出なかった最悪の5つの期間を検証しました!
その複利効果を追加して検証する中でドルコスト平均法が子持ちパパ・月給制のサラリーマンとして、1番利益を得ることが出来ていた。
ということが判明したのです。
検証条件
・S&P500指数の過去実績により検証
・税金は考慮しない
・検証する期間は最悪の5つの期間と5年後に利益がでている72%の期間のうち1番新しい2003年〜2018年(平均年利2%)の期間の合計6つの期間で検証した。
・検証期間は15年間とする(育児パパとして子供の大学費をインデックス投資で作りたいので15年間で投資方法によりどのくらいの差がでるのか検証した)
検証する4つの投資方法
投資方法の名前は私が適当につけたものです。
各家庭の特色を考慮し投資方法を考えています。
・ドルコスト平均法
毎年同額の投資積立をする方法。(月給とボーナスによる積立投資を想定)
毎月3万円✕12ヶ月=36万円。
36万円+36万円✕1/4(25%)=45万円と仮定した。
・前年より減少時のみ追加投資法
前年の年利より下回った場合に追加投資する方法(スポット投資を想定)
毎月3万円✕12ヶ月=36万円。
前年の年利を下回った年のみ36万円+36万円✕1/4(25%)=45万円と仮定した。
・投資開始5年間のみ投資額増加法
投資を始めてから5年間のみ投資額を増加する方法。(小学生前に多めに積み立てておく想定)
毎月3万円✕12ヶ月=36万円を標準として、
投資開始から5年間のみ36万円+36万円✕1/4(25%)=45万円と仮定した。(5年以降は毎年36万円の積立投資)
・一括投資法
投資開始時のみ投資する方法。(投資前にしっかり銀行預金していたことを想定)
投資開始時のみ100万円を投資すると仮定した。
6つの期間の投資方法の比較結果
6つの期間を比較した結果、ドルコスト平均法が1番利益を得ていることがわかりました。
スポット投資に類似する前年より減少時のみ追加投資法の結果が1番良いのではないかと思っていたのですが、何も考えずただひたすら毎年同額を積み立てるドルコスト平均法の方が利益が高いとは。
ドルコスト平均法なら分析する必要もないし、投資を今から始める方でも簡単に実践できますね!
6つの期間の検証データ
以下の6つの期間を見てください。
全ての期間においてドルコスト平均法の利益が1番高いです。
前年より減少時のみ追加投資法・投資開始5年間のみ投資額増加法もほぼ変わらない利益となっていますね。
簡単にできる投資方法というアプローチからも、ドルコスト平均法or投資開始5年間のみ投資額増加法(小学生前に多めに投資する)のどちらかを選ぶことが良さそうですね。
株価が悪い時ほどドルコスト平均法の効果がでているといっていいのではないでしょうか。
一括投資法は15年間では損益がでているので安定した投資を行いたい育児パパ・月給制のサラリーマンとしてはあまりオススメしません。
・1969年〜1983年(最悪の期間その1)
特徴としては、1973年〜1974年で63%の下落と1つの大暴落の時期がある投資期間です。
15年間の平均年利は2%の時期です。
1番利益がでたのはドルコスト平均法で元本の128%となりました。
参考として検証条件の金額で算出すると864万円(元本675万円)の資産が作れています。
一括投資の場合は元本の98%と損益がでています。
・1970年〜1984年(最悪の期間その2)
特徴としては、1973年〜1974年で63%の下落と1つの大暴落の時期がある投資期間です。
15年間の平均年利は3%の時期です。
1番利益がでたのはドルコスト平均法で元本の130%となりました。
参考として検証条件の金額で算出すると878万円(元本675万円)の資産が作れています。
一括投資の場合は元本の113%とその差は17%もありますね。
・1973年〜1987年(最悪の期間その3)
特徴としては、1973年〜1974年で63%の下落と1つの大暴落の時期がある投資期間です。
15年間の平均年利は3%の時期です。
1番利益がでたのは5年間のみボーナス増加法で元本の177%となりました。
参考として検証条件の金額で算出すると1,116万円(元本630万円)の資産が作れています。
・2000年〜2014年(最悪の期間その4)
特徴としては、2000年〜2002年にで56%の下落・2008年に63%の下落と2つの大暴落の時期がある過去最悪の投資期間です。
15年間の平均年利は0.2%の時期です。
1番利益がでたのはドルコスト平均法で元本の112%となりました。
参考として検証条件の金額で算出すると753万円(元本675万円)の資産が作れています。
一括投資の場合は元本の61%と大幅な損益がでていますね。
・2001年〜2015年(最悪の期間その5)
特徴としては、2000年〜2002年にで56%の下落・2008年に63%の下落と2つの大暴落の時期がある投資期間です。
15年間の平均年利は1%の時期です。
1番利益がでたのはドルコスト平均法で元本の113%となりました。
参考として検証条件の金額で算出すると764万円(元本675万円)の資産が作れています。
一括投資の場合は元本の69%と大幅な損益がでています。
・2004年〜2018年(5年間の短期投資期間で利益がでている72%のうち1番新しい期間)
特徴としては2008年に63%の下落と1つの大暴落の時期がある過去最悪の投資期間です。
15年間の平均年利は4%の時期です。
1番利益がでたのはドルコスト平均法で元本の134%となりました。
参考として検証条件の金額で算出すると904万円(元本675万円)の資産が作れています。
まとめ
今回の検証結果より投資方法は、ドルコスト平均法or投資開始5年間のみ投資額増加法を選択するのが良いかと思います。
一括投資方は今回の検証では否定していますが、検証時期によってはドルコスト平均法の2倍もの利益をもたらす期間もあります。
しかし、月給制のサラリーマン・子持ちパパとして考えると損する可能性は低くし、得するまでの期間を短くすることに意義があると考え今回の結論としました。
この結論が将来投資する上で絶対正しいとは考えていません。
実績の検証はあくまで過去の話です。
しかし、この検証結果はこらからのインデックス投資のスタンスを選ぶ上での立派な判断材料にはなると思います。
今回の結論に則り、私は引き続き積立投資を続けていきます。
投資を始める方は、SBI証券と楽天証券の両方の口座を開設しておきましょう。
開設まで時間がかかりますのでお早めに。
口座開設しておくだけでも費用はかかりませんし、準備しておくだけでもいいと思いますよ。
うちのママは自らで投資管理していくのは自身がないということで、プロに管理をお任せするスタンスのセゾン投信でセゾン・バンガード・グローバルファンドでの投資を選びましたよ。
この選択も私はとてもありだと思っています。
楽天証券で投資をされる方は楽天カードの申し込みも一緒に行いましょう。
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私も実践しているとてもお得な投資方法ですよ。
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最後までお付き合いありがとうございます。
ずぼりーマンパパでした。