長期投資の永遠のテーマ。
利益確定戦略(出口戦略)。
積立投資を行うよりも利益を確定することの方が難しいとも言われているこのテーマ。
毎月積立してても利益確定する時(お金が必要な時)に損失があるといやだ!
損失がでるくらいなら、低金利だけど元本保証(1千万円まで)のある銀行の定期預金の方がいい!
こんな会話をわが家でもママとしてました。
そんなママを納得させた利益確定時に株価が大暴落したら損するの?
というテーマに沿って今回は紹介していきます。
- そもそもS&P500って何よ?
- 利益確定時に株価が大暴落したら損するのか?
- 15年以上の期間における平均利回りは過去実績のどの期間をとっても0%以上であった
- 大暴落時に利益確定した時の利益はどのくらいだったのか?
- まとめ
そもそもS&P500って何よ?
まずはここからですよね。
知ってる方は飛ばしてください。
S&P500とはアメリカの代表的な株価指数です。
上場銘柄の中から代表的な500の銘柄(企業)の株価を基として算出されています。
と、とても簡略して紹介していますがちょっと堅苦しいですね。笑
直感的にわかる紹介でいきます。
投資の神様と言われているバフェットという人がいます。
バフェットさんは30年間で40万円を株のみで2億円に増やしたと言われる人です。
現在の総資産は9兆円とも言われています。
このバフェットさんが妻への遺言として伝えた巨額の資産をどうすればよいか。
それは、90%はS&P500へ投資しなさいということでした。
投資の神様も信頼できる株価指数ということですね。
利益確定時に株価が大暴落したら損するのか?
本題にはいります。
利益確定時に株価が大暴落したら損するのか?
過去の実績より検証した結果の答えはコレです。
毎月同額の投資を15年以上続けて入れば、株価暴落時に売却しても積立元本を下回ることはありません!(S&P500指数の場合)
この結果の根拠を紹介していきます。
15年以上の期間における平均利回りは過去実績のどの期間をとっても0%以上であった
今回の検証では1957年〜2018年までのS&P500指数を基に検証しました。
検証結果、15年間以上の平均利回りでどの期間をとっても利率が0%を下回ることがありませんでした。
0%を下回らないということ=損しないということ。
こうなりますね。
以下の検証グラフを見てみてください。
このグラフは投資期間を5年間・10年間・15年間・20年間に分けて検証した結果です。
青と緑(5年間・10年間)は0.00%を下回っている年代があることがわかります。
しかし、黄と橙(15年間・20年間)は0%より上回っていることがわかりますね。
このことから、15年以上の投資期間があり毎月同額積立た場合は暴落時に利益確定しても損しないと言えます。
大暴落時に利益確定した時の利益はどのくらいだったのか?
では、大暴落時に利益確定した場合にはどのくらいの利益があったのか。
検証してみました。
S&P500の過去指数によると、2002年と2008年に株価大暴落が起きています。
このグラフの大きく下がっている2箇所ですね。
この暴落時に利益確定した場合どうなっていたでしょうか。
過去実績より算定してみました。
算定条件
・算定結果には為替・税金・複利は考慮していません。
・年間同額を積立たとものとして算定しています。
5年間の投資期間の場合
・1998〜2002 年利 -4%
100万円の元本を積立ていた場合、80万円で利益確定したことになり-20万円の損失
・2004〜2008 年利 -7%
100万円の元本を積立ていた場合、65万円で利益確定したことになり-35万円の損失
10年間の投資期間の場合
・1993〜2002 年利 5%
100万円の元本を積立ていた場合、150万円で利益確定したことになり50万円の利益
・1999〜2008 年利 -6%
100万円の元本を積立ていた場合、40万円で利益確定したことになり-60万円の損失
15年間の投資期間の場合
・1988〜2002 年利 7%
100万円の元本を積立ていた場合、205万円で利益確定したことになり105万円の利益
・1994〜2008 年利 2%
100万円の元本を積立ていた場合、130万円で利益確定したことになり30万円の利益
20年間の投資期間の場合
・1983〜2002 年利 8%
100万円の元本を積立ていた場合、260万円で利益確定したことになり160万円の利益
・1989〜2008 年利 4%
100万円の元本を積立ていた場合、180万円で利益確定したことになり80万円の利益
まとめ
今回の検証で15年年以上の投資期間で同額の積立を行えば、暴落時に利益確定(売却)しても利益がでることがわかりました。
これはインデックス投資での長期投資を行うものとしては、本当に心強い検証結果になるのではないでしょうか。
同額を積み立てる(ドルコスト平均法)ことによって、独自の判断ではなく株価が良い時も悪い時も積立られます。
結果、15年以上経過していればいつでも利益を得ることができるということです。
株価が暴落した時もしっかりホールドできる理由の1つになり得る結果ではないでしょうか。
今回の検証はあくまで過去の実績です。
これから先の未来のことはわかりません。
予測不可能なのです。
予測不可能なことを恐れて低金利の銀行預金をするのか。
また、15年以上の過去実績を信じてインデックス投資をするのかはあなた次第です。
うちのママはこの説明で納得し、自ら投資したいから教えてほしいと言ってきましたよ。
(ママにはもう少しいろんな目線で話をしましたので、また別の記事で紹介させてもらいます)
選んだファンドはセゾン・バンガード・グローバルファンドというセゾン投信で行う投資信託です。
投資を始める方は、SBI証券と楽天証券の両方の口座を開設しておきましょう。
開設まで時間がかかりますので、お早めに。
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最後までお付き合いありがとうございます。
ずぼりーマンパパでした。