インデックス投資をする上でポートフォリオの割合はとても重要です。
投資商品選びももちろん重要ですが、選び方がわかると簡単なものです。
しかし、ポートフォリオには正解がありません。
ポートフォリオとは、元々、紙バサミを意味するものと言われています。
紙バサミに、有価証券を挟み、自身の資産を管理していたみたいですね。
そこから、自身の資産を把握する集合体をポートフォリオと呼ぶようになったとか。
その、インデックス投資に重要なポートフォリオについて、紹介します。
現金(債権)と投資金の比率を決めよう
まずは、現金又、債権と投資金の比率を決めましょう。
一般的には、以下のような比率にすることが、望ましいとされています。
20代(現金20%︰投資80%)
30代(現金30%︰投資70%)
40代(現金40%︰投資60%)
50代(現金50%︰投資50%)
60代(現金60%︰投資40%)
70代(現金70%︰投資30%)
要は、若ければ若いほど、リスクある資産運用をしようということです。
若いほどリスクをとるのはなぜ?
なぜ、若いほどリスクをとるのでしょうか。
若ければ、損益が出ているときにお金が必要になっても、体力があるので、副業してでも稼げるじゃん!
という考え方と、若いほど投資期間が長いので、損益がでていても、投資商品を売却せずに持ち続けることで、利益が出るまで待つことができる!
おおまかには、この2つの考えからきてます。
リスクとは良い意味も悪い意味ももつ
リスクという言葉は、悪いイメージがありますよね。
リスクある=マイナスになる
このように、思っている方も多いのではないでしょうか。
投資でいうリスクとは、もちろんマイナスの意味もありますが、反対に、プラスの意味も持っています。
つまり、リスクがあるとは、損することであり、同じく得することもある。
ということですね。
現金と債権がリスクなしのくくりなのはなぜ?
先程、私は、現金又、債権と投資金の比率を決めよう。
と言いました。
現金と債権を同じくくりであり、無リスク資産としているという意味ですね。
現金は無リスクなことはわかりますよね。
厳密には、無リスクではないですが、ここでは、無リスクとしましょう。
この話は、投資をする上で、趣味の領域の話なので、また機会があれば紹介します。
問題は、債権を無リスクとしていることです。
なぜ、債権を無リスクとしているのか。
債権にもたくさんの種類があります。
ここで、私が債権は無リスクとしているのですが、選ぶ債権によっては、無リスクではありません。
債権と現金も比率を決める必要がありますが、投資を始める方が向きに紹介しているため、ここでは、同様のくくりとさせてもらいます。
債権と現金の比率は、またしっかり紹介します。
あなたの現金と投資金の比率を決めましょう。
先程、年齢による比率の例を紹介しましたが、それは、人それぞれ。
若いからといって、リスクをとる必要もありませんし、若くないからといってリスクをとらない必要もありません。
あなたの投資目的・目標は決まっていますか?
これが決まっていれば、どのくらいの比率にする必要があるのか見えてくると思いますよ。
私は、インデックス投資であれば、取れる限り、リスクをとるべきだと考えています。
しかし、無理はだめですよ。
あくまで、私の考え方です。
貯金(現金)があれば、我慢できるリスクで考えよう
インデックス投資をするということは、リスク(プラスであり、マイナスである)をとると言うことです。
我慢できるリスクを考えるときは、マイナスリスクで考えましょう。
プラスリスクは、増えれば増えるほど、嬉しいだけですものね。
マイナスリスクは、投資金が半分(50%)になった時に、投資ファンドを売らずに、持っておけるか(ホールド)ということです。
あなたが、1000万円持っているといましょう。
このお金の80%を投資するとなったときには、800万円がリスク資産ということになりますね。
つまり、長い投資期間の中で、400万円の価格まで暴落する可能性があります。
しかも、可能性は高いと私は思います。
この時に、不安になると思いますが、投資ファンドを売却せずに、我慢し、ホールドすることができるかどうか。
どうせ、インデックス投資の最大の特徴のとおり、株価は上昇するんだから、逆にチャンスだ!
追加投資しよう!
このくらいの意気込みで望めるかどうかです。
我慢できそうにない方は、投資金が半分になって、我慢できる金額で、ポートフォリオを決めましょう。
暴落時に我慢できず、売却してしまうくらいなら、個人向け国債を買ったほうがマシですからね。
しっかり、考えましょう。
投資金の中の比率を決めよう
現金と投資金の比率は決まりましたか?
私は、現金20%︰投資金80%の比率で資産運用を目指しています。
さて、次です。
インデックス投資の中にも、様々な種類があります。
大きく分けると、以下のような感じです。
- 日本への投資
- 先進国への投資(米国含む)
- 新興国への投資
- 米国への投資
- 不動産への投資
私は、不動産への投資(REIT)は行っていません。
その他の投資は全て行なっています。
どんな、比率が良いのでしょう。
これも正解はありません。
やはり、あなたが納得のいく、比率にすることが1番です。
投資先への考え方で、3つほど紹介します。
投資金を100%として、考えていきますね。
全世界の経済成長に期待する比率
全世界の経済成長の予測があることを知っていますか。
IMF(国際通貨基金)が予測しています。
世界的には、3.5%程度上昇すると予測されています。
つまり、世界経済は成長している。
まぁ、これは、過去から現在までずっと成長し続けているんですけどね。
これが、インデックス投資は長期投資すれば、勝てると言われる理由です。
インデックス投資は、世界の成長に比例します。
話をもどします。
全世界の経済成長に期待する比率は以下の通りです。
- 先進国への投資(米国含む)60%
- 新興国への投資 30%
- 日本への投資 10%
アメリカに期待する比率
私もそうですが、アメリカの成長に期待しています。
理由は、安定しているからです。
アメリカの株価指数で代表的な指数に、S&P500というものがあります。
この指数は過去ずっと右肩あがり。
つまり、安定して成長し続けていることを意味します。
アメリカは人口も2050年まで人口が伸び続けることが予測されています。
人口と経済成長もまた、比例しています。
働く人が多いほど、経済も成長する。
当然といえば、当然ですよね。
アメリカに期待する比率は以下の通りです。
- 先進国への投資(米国含む)60%
- 米国への投資 20%
- 日本への投資 10%
- 新興国への投資 10%
シンプルに比率を按分する
どこが経済成長をするのか。
アメリカは本当に大丈夫なのか。
日本人なんだから、日本にもたくさん投資したい。
いろいろ、悩んで決まらない方はシンプルに按分しましょう。
これもまた、合理的な方法です。
投資商品の中には、バランス型と言われる、債権と株式がはじめからまとまってパック売されている商品があります。
この商品の多くも、按分によるポートフォリオとなっています。
シンプルな按分の比率は以下の通りです。
- 先進国への投資 25%
- 米国への投資 25%
- 日本への投資 25%
- 新興国への投資 25%
まとめ
まずは、現金と投資金の比率を決めましょう。次に投資金の中の比率を決めましょう。
これが、あなたのポートフォリオです。
ポートフォリオは年齢や生活状況によって、変化していきますが、あまり、いじっては駄目です!
投資金の中の比率は、インデックス投資を続けていく上で、ずっと変わらない比率になります。
もちろん、IMFの予測などにより、変更していくことも必要ですが、シンプルに按分比率を選んでいる方は、そんなことも気にする必要もありませんね。
要は、あなたに合ったポートフォリオ(考え方)ができているかが大切です。
年に1度または2度、あなたの決めたポートフォリオの崩れを治すため、リバランスという行為をしましょう。
リバランスについては、また紹介します。
株価は変動してますからね、リバランスすることで、あなたのリスクに戻すことができます。
インデックス投資を始めるなら、私のおすすめの証券会社はSBI証券と楽天証券です。
ここまでの紹介で、こんなに考えるの嫌だ!自分自身で投資管理していくのは、不安だ!と思われた方は、セゾン・バンガード・グローバルファンドへの投資をおすすめします。
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最後までお付き合いありがとうございます。
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